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シリーズ歯周病について【17】 日々の家庭ケアと定期検診歯周病対策で永く良い歯を 中山歯科医院 中山恭一医師に聞く
「35〜69歳の日本人で、80%以上は歯周病などの所見が見られる」――。
厚労省の歯科疾患実態調査(2011年)でも明らかな様に、多くの人が現代病として悩んでいる「歯周病」。糖尿病や心疾患にも影響を及ぼすなど、口の中だけの問題ではないことも知られてきた。
日本歯周病学会の専門医、中山恭一医師(中山歯科医院院長)は、家庭での歯周病対策と定期検診の大切さを語る。「特に夜は歯と歯肉の境目を意識して綺麗にすることで、就寝中の菌増殖を出来るだけ抑える。そして日々のチェック(表参照)と、かかりつけ歯科医の定期検診に通うのが最善の対応策です」(中山歯科医)
プロの汚れ除去と噛合せチェック
同院では磨き方指導から歯石などの汚れ除去に加え、咬み合わせの補正にも比重を置く。「噛む力のバランスの乱れから生じる『咬合性外傷』は目に見えにくい歯周病の一つです。歯ぎしり癖のある方は歯周病のリスクは高いということ」。同院ではバランス調整(咬合調整)やマウスピースの着用なども歯周病対策の一環として行っている。
まずは家庭で出来る日々のことと定期的な専門医のチェックで歯周病になりにくい口腔環境を整えたい。
■中山歯科医院
【電話】044・988・3118
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