神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
麻生区版 公開:2017年6月23日 エリアトップへ

市内NPO 障害者スポーツ新拠点設立 麻生養護で居場所づくり

社会

公開:2017年6月23日

  • X
  • LINE
  • hatena
プレオープンでランニング教室に参加する卒業生ら
プレオープンでランニング教室に参加する卒業生ら

 「NPO法人高津総合型スポーツクラブSELF」が神奈川県協働事業として、麻生養護学校と協力連携し、同学校内に障害者スポーツの新たな拠点「麻生スマイルクラブ」を設立し、17日、プレオープンした。

 ボランタリー団体と県がパートナーシップを組んで、地域の課題解決にあたっていく「かながわボランタリー活動基金21事業」にこのほど「SELF」が認定。地域での障害者スポーツの普及促進と、すべての人がスポーツを楽しむ「かながわパラスポーツ」の推進に取り組む。事業の認定は、これまで高津区などで地域住民が主体となって運営する交流拠点「総合型地域スポーツクラブ」を行ってきた実績によるもの。今年度こうしたテーマで同事業の認定を受けたのは県内唯一。

 障害者スポーツの普及促進と「かながわパラスポーツ」の推進には、地域や慣れた環境で、気軽にスポーツをできる場や仲間づくりが必要であることや、養護学校卒業後のスポーツができる場所や居場所づくりも課題となっていた。そこで、活動の場所として適しているのが特別支援学校の体育施設であり、今回の「麻生スマイルクラブ」では麻生養護学校の体育館を開放し、同学校の卒業生らを対象に、プレオープン。当日はランニング教室が行われ、基本的な走り方などを学んでいた。今後は障害者やその家族らを対象にバドミントンやチャンバラなども定期的に行い、改善すべき点は改善しながら、10月に予定している本格始動を目指す。3年間で地域に合った方法を見出し、他の養護学校でも活用できるモデル事業としても進められる。

「包括的な交流拠点に」

 「SELF」の戸沼智貴さんは「県の事業を地域と学校と協力して、解決しようとしている。障害者スポーツの先にはシニアスポーツもあるので、地域で交流できる包括的な拠点をつくっていきたい」と話す。麻生養護学校の奥野康子校長は「将来的に障害の有無に関わらず、スポーツを楽しめる場になることを楽しみにしている」と語った。

 参加費有料(初回体験無料)。問合せは、麻生スマイルクラブ事務局(【携帯電話】080・4677・2509)。
 

麻生区版のトップニュース最新6

「電子商品券」を導入へ

4月から

「電子商品券」を導入へ

市、ふるさと納税の返礼品

3月15日

檜山公園の活用模索

川崎市

檜山公園の活用模索

実証実験2年目で手応え

3月15日

区境ハイクで魅力を発信

市制100周年記念事業

区境ハイクで魅力を発信

171人参加も「課題山積み」

3月8日

川崎舞台にアニメで注目

5人組ガールズバンド

川崎舞台にアニメで注目

3月、初の単独ライブ

3月8日

アートギャラリーを新設

新百合丘オーパ

アートギャラリーを新設

全ての人に表現の場提供

3月1日

資源活用、魅力発信へ

麻生区予算案

資源活用、魅力発信へ

総額10億円超を計上

3月1日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 3月1日0:00更新

  • 1月19日0:00更新

  • 1月1日0:00更新

麻生区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

麻生区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月18日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook