活動10年人材不足の危機
昭和音楽大学に隣接し角地にある芝生公園「新ゆりアートパークス」を、2007年の開設以来、保全し続ける市民ボランティア「新ゆりアートパークス管理運営協議会」―。今月、活動10年の節目を迎えた同団体が、メンバーの高齢化などにより人材不足の危機に直面している。
昭和音大の区内移転と同時に開設された同公園を「日本一の芝生公園にしたい」と07年、現在でも会長を務める森一郎さんが立ち上がった。周辺町会や近隣住民に協力を求め、ボランティア団体を発足。17人ほどのメンバーが集まった。「当初は、水はけも悪く、悪戦苦闘した。毎日のように朝から晩まで雑草取りをしていた」と森会長は語る。芝生の管理は、雑草をすべて手作業で根っこから取るなどの地道な作業。他にも清掃や散水など続けてきた保全活動は多岐に渡る。その成果が実り12年に「みどりの愛護功労者国土交通大臣表彰」を受彰。現在では、美しい芝生が広がる公園を利用する団体も増え、区内の保育園も利用し、子どもたちが裸足で芝生の感触を楽しみながら走り回れる貴重な場所となっている。森会長も「麻生が誇る随一の芝生公園」と自負する。
しかし、高齢化などにより現在、協議会メンバーは5人程度に。森会長は「美しい芝生を維持していくのが困難な状況になりつつある。ぜひ協力を」と危機感を募らせる。活動は毎週土曜日午前9時30分〜11時30分。問合せは森会長(【電話】044・955・8778)。
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