麻生区版 掲載号:2017年9月8日号

県立向の岡工業高校出身で、二子山親方の内弟子として大相撲の土俵に立つ

田井中 竜昇(たつのり)さん

多摩区出身 19歳

一心精進、静かに秘め

 〇…「今までに感じたことのない緊張感だった」。5月場所、3勝3敗で迎えた序ノ口最終戦。「負けたら負け越し。いつも通りやれば大丈夫」と自分に言い聞かせ、突き落としで白星をあげた。元大関雅山・二子山親方の内弟子として初土俵を踏んで約半年。これまで2場所とも勝ち越している。力士としては小柄な172センチ、110キロ。「自分は立会いが弱い。体重を増やして、力をつけていかないと上にはあがれない」と日々稽古に打ち込む。

 ○…10歳ほど年の離れた兄姉をもつ末っ子。多摩区の向の岡工業高校相撲部だった兄の影響で、幼少期から土俵に慣れ親しんだ。中野島中の柔道兼相撲部を経て同高校へ。「やっと兄や憧れの先輩たちと同じスタートに立てた」。しかし高1の冬、応援してくれていた母親が亡くなった。深い悲しみに包まれる中、家族や仲間の声をよりどころに前を向いた。スカウトに訪れた二子山親方からは「自分も若い頃親を亡くした。乗り越えて相撲に打ち込めば、強くなれる」と背中を押された。気持ちを切り替え、全国高校総体ベスト8に貢献。「今できることを」と、プロの道を選んだ。

 ○…所属する藤島部屋では朝5時半に起床し、6時半には稽古。それからトレーニングや炊事など、忙しくも規則正しい日々を送る。部屋の同期で専大卒の福山聖和(せな)さんのことは「せなさん」と慕う。学生時代を多摩区で過ごした福山さんとは、地元の話で盛り上がることも。「話しやすく、面白い。とても頼りになる」

 ○…今の目標は「まずは5勝、早く三段目に上がること」。体力、気力ともに課題があるとし、「このままで勝てるとは思っていない」と決して気を緩めない。「親方には怒られてばかりだけど、早く褒められるようになりたい。4年目までには関取に」。応援してくれる家族や友人の支えを、人一倍大切に思う。「声援に応えられるよう、頑張ります」と真っすぐに語った。

関連記事powered by weblio


新しい桐蔭学園高校が始まります

高校説明会 9月30日(土)14時30分~16時ほか

http://toin.ac.jp

<PR>

麻生区版の人物風土記最新6件

中村 ふみよさん

地元活性のSNSコミュニティ「ふらっと新百合ヶ丘」や農園体験イベントを運営する

中村 ふみよさん

9月1日号

鈴木 憲治さん

公益社団法人川崎西法人会の会長を務める

鈴木 憲治さん

8月25日号

松本 穣(ゆたか)さん

明治大学名誉教授で、私有地の里山を「トカイナカヴィレッジ」として開放する

松本 穣(ゆたか)さん

8月18日号

竹山 裕之さん

現場で指揮をとる花火師として、多摩川花火大会の演出を手がける

竹山 裕之さん

8月11日号

嶋 元(はじめ)さん

川崎市薬剤師会会長を務める

嶋 元(はじめ)さん

8月4日号

湯川 孝則さん

国際ロータリー第2590地区の今年度ガバナーを務める

湯川 孝則さん

7月28日号

麻生区版の関連リンク

あっとほーむデスク

麻生区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

地産地消学ぶ料理教室

地産地消学ぶ料理教室

親子企画として10月実施

10月21日~10月21日

麻生区版のイベント一覧へ

最近よく読まれている記事

コラム一覧へ

  • 柿生文化を読む

    柿生郷土史料館タイアップ企画

    柿生文化を読む

    第108回 シリーズ「麻生の歴史を探る」徳川入府(4)〜領主と農民 後編

    9月8日号

麻生区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2017年9月8日号

お問い合わせ

外部リンク

メール版タウンニュース

ライブカフェミッシェル

タウンニュースホール

ケータイ版タウンニュース

ケータイで左のQRコードを読み取るか以下のURLを入力してください。

http://www.townnews.co.jp/m/