川崎市は1日、新百合ヶ丘駅と溝口駅を結ぶ市バスの路線を新設し、運行を開始した。市交通局は「二つの拠点駅を結ぶことで、市内北部地域の利便性や輸送力の強化を図る」としている。
従来、両駅を結ぶバス路線はなく、電車で新百合ヶ丘駅から溝口駅へ向かうには、登戸駅で小田急線から南武線へ乗り換えの必要があったが、バスの直通運行により、両駅のほか、麻生区、宮前区、高津区相互のアクセス向上を図る。
新路線の系統は「溝11」で、「新百合丘駅前」から「日本映画大学」、「王禅寺公園」、「田園調布学園大学前」、「稗原」、「蔵敷」、「向丘出張所」を経由し、「溝口駅南口」までを運行する。平日に14往復、土曜日・休日に13往復。路線新設に伴い、これまで小田急バスなどが使用してきた「王禅寺公園」「日生住宅」「東百合丘四丁目」の停留所を、市バスの新規停留所として共用するかたちになる。
市交通局は「通勤通学時に小田急線、東急田園都市線を利用しやすくなることや、買い物の際など、新百合ヶ丘へのアクセス向上に期待できる」としている。両駅の乗り場は、「新百合丘2番乗り場」、「溝口駅南口3番乗り場」。
市内ではそのほか、溝口駅から向丘出張所や蔵敷方面に向かう「溝18系統」の深夜便が7日より、平日のみから土曜日にも運行が拡大される。
問い合わせは、市交通局(【電話】044・200・3204)へ。
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