麻生区版 掲載号:2017年12月8日号
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「第21回岡本太郎現代芸術賞」で先月、入選を果たした 細沼 凌史さん 和光大学表現学部芸術学科 2年

大胆に思いぶつける新鋭

 ○…「実感がわかず茫然としていたが、まわりの先生からすごいことだと言われて、ようやく嬉しくなってきた」と微笑む。現代社会で発達を続けるコンピューターに対し、技術は人間の努力の積み重ねであるということを、大胆な発想で生々しく表現した。「人間の能力が問われるようになってきている」と真剣な眼差しで語る。来年2月16日からは岡本太郎美術館に展示されるので、「できるようなら、是非みなさんにも登ってもらいたい」

 ○…それまでは美術の授業を選択しているという程度だったが、高校から大学へ進学する際、「芸術をやってみようかな」と芸術学科への道を決意。高校3年の時、あまり出ていなかった陸上部から美術部に入った。「岡本太郎やクリス・バーデンなど、ふつうにきれい、美しいではなく、荒いけれど魅力的な作品が好き」と語る。大学2年になり立体芸術専攻のゼミに入ってから、本格的に作品を作り始める。「スケール感も重要だが、他の方がやったことのないものを作りたい」と思いを馳せる。

 ○…東京都在住。母子家庭で育ち、現在は母親と小学1年・3年の弟2人と4人暮らし。最近は作品づくりに没頭し、徹夜になることもあるほど多忙だが、弟たちの世話もし、時には父親代わりに小学校の保護者会や運動会にも行っているという。一度は料理人になろうかと思ったこともあったほどの料理好き。そこには、芸術と同じように「いろいろな人に興味をもってもらい、喜んでもらいたい」という思いがある。

 ○…「現代社会への皮肉や心の内面を表現していきたい。立体芸術は表現がわかりやすい」と熱を込める。今年度、大小含め6〜8作品ができあがりそうだという。「ただ生活している中では出てこない心の内面を無心になって作品にぶつけていくことが面白い」と、芸術の魅力にのめり込む。弱冠20歳の新鋭は、まだ芽を出したばかりだ。

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