音楽を通して人々が垣根を超えてつながることをめざす「あさお芸術のまちコンサート推進委員会」は、これまで1月に行い、地域に根付いてきた麻生市民館での新春コンサートを今年度は8月27日(日)に開催する。会場となる市民館の改修工事に伴うもので、夏に大規模な公演を行うのは初となる。
「あさお芸術のまちコンサート」は、2000年に麻生区と市民の協働事業として行われた区役所ロビーでの演奏からスタート(当時は「ランチタイムコンサート」)。市民手作りのイベントとして、小学校や福祉施設での出前公演やユリホールコンサート、川崎市アートセンターでのシネマ・サロンコンサートなど、それぞれ趣向を凝らし、これまで120回以上の公演を積み重ねてきた。中でも、新春コンサートには地元出身のプロの音楽家や地域の子どもたちが一堂に会し、世代を超え、音楽のジャンルを超えステージに立つ恒例の一大イベントとして、これまで8回開催され、地元に定着してきた。昨年には公募で集まった麻生区内の小中学生による「あさお芸術のまち少年少女合唱団」が結成され、前回の新春コンサートは初のお披露目の場となった。
のべ125回目を迎える今回は「あさお芸術のまちコンサート〜夏のハーモニー〜」として市民館ホールで開催。第一部では小学3年から高校1年の子どもたち12人がソロで歌い、プロの演奏家が伴奏でサポートするなど、同コンサートならではの試みも予定している。楽曲も、映画「君の名は。」より「なんでもないや」(RADWINPS)や、ジャズ、ポップス、合唱曲などまで幅広く、フィナーレでは、出演者全員が会場に集まった観客とともに「ふるさと」「花は咲く」の合唱で締めくくる。
同推進委員会の丸山博子委員長は「芸術と文化のまちのブランド化につながるコンサートにしていきたい。この街で生まれ育ってよかったなあと思ってくれれば」と話す。
田園調布大との連携も
27日に行われる公演のプレイベントとして、今日18日(金)には新百合ヶ丘エルミロード1階吹き抜け広場でコンサートを開催する。この2公演では田園調布学園大学と連携し、同大学の学生らが運営面をサポートする取り組みも初めて行われる。18日は午前11時30分、27日は午後1時30分開演。いずれも入場無料。申込不要。問合せは麻生区地域振興課(【電話】044・965・5116)。
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