区内上麻生在住の日本画家・大矢紀(のり)さんの代表作など57点を集めた『大矢紀展〜大地(いのち)の輝きを描く〜』が川崎市市民ミュージアム(中原区)で開催されており、11月11日には大矢さんが解説するギャラリートークが行われた。
当日は約50人が大矢さんを囲み、代表作の裏話や作品への熱い思いに聞き入った。再興第62回院展で奨励賞を受賞した『竜飛岬』の前で解説をした大矢さんは「私は寒くても手袋はしない。描いた気がしないから」と話すと、大雪の日に北海道でタクシーに乗って絵を描きにいったエピソードに触れ「絵を描いてもすぐ手の感覚がなくなるから、タクシーで15分温まる。また外に出て描く。それで7時間。それでも、この感じをどうしても描きたい。タクシーの運転手さんには褒められたよ」と笑いを交えてトークした。
展覧会は11月26日(日)まで開催中。開館は午前9時30分から午後5時(入館は午後4時30分まで)。観覧無料。大矢さんのギャラリートークは18日(土)、25日(土)にも午後1時から行われる。月曜日、24日(金)は休館。
問い合わせは同ミュージアム(【電話】044・754・4500)へ。
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