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川崎区・幸区版 公開:2011年9月30日 エリアトップへ

古市場 奥山雅啓さん 手製スカイツリー 岩手に寄贈 来月上旬 寄せ書きも添えて

公開:2011年9月30日

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ふるいちばスカイツリーと並んで立つ奥山雅啓さん(右)と夫人の清栄さん
ふるいちばスカイツリーと並んで立つ奥山雅啓さん(右)と夫人の清栄さん

 東日本大震災の被災地復興の願いを込め、幸区古市場の自宅で革工芸の工房を営む奥山雅啓(まさひろ)さんの手で作られたスカイツリーを模したミニチュアタワーと、地域住民らが寄せたメッセージを完成半年を機に岩手県庁に贈ることになった。

 奥山さんは、山形県出身。3月11日に東日本大震災が発生して以来、「自分にできることはないだろうか」と、自問自答を繰り返していた。そうした中、東京都墨田区に来年5月開業する電波塔、東京スカイツリーがラジオで話題になっていたことを思い出した。

 「スカイツリーでも作り、被災地へのメッセージを寄せ書きしてもらい、活気づけよう」―。植木鉢や植木の支柱などを使い、およそ20日で作り上げた。完成したタワーは、全長5メートル10センチで「ふるいちばスカイツリー」と名づけた。自宅前に飾り、三角形の布切れに知人や道行く人に復興へのメッセージを依頼した。

 集まったメッセージは100人分。中には俳優で歌手の渋谷哲平さんや俳優の石野真子さん、歌手の森口博子さんの名もある。

 作り上げた一方でタワーと寄せ書きをいつまでも飾るわけにはいかず、頭を悩ませた。「思いがつまったメッセージを処分するわけにはいかない」

 ある時、知人から各地の寄せ書きなどを岩手県庁が引き取っているとの話を耳にし、早速連絡を取ると、快諾を得た。「思いを届けられほっとした」と胸をなでおろす。タワーと寄せ書きは来月上旬にも贈る予定だ。
 

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