美化活動で犯罪抑制 川崎西部まちづくりクラブと川崎中学校が壁画清掃
川崎区川崎西部まちづくりクラブ(大口孝代表世話人)は今月16日、市立川崎中学校(垣地史朗校長)の生徒とともに、川崎区元木の南武線ガード下に描かれている壁画の清掃を行った。参加者らはホースや雑巾を使いほこりや泥などの汚れをふき取った。防犯従事関係者からは「美化活動は犯罪抑制にも一助ともなる」と評価する声も聞かれる。
壁画は落書きを防ぐだけでなく、ガード下を明るくし、犯罪抑制につなげることを目的に作られた。全長25m×高さ2・60mの”キャンバス”には音符や楽器、マラソンランナーなどが描かれ、通行人の目を楽しませている。
平成20年と21年に川崎西部まちづくりクラブと近隣の川崎小学校と京町小学校の児童たちによって描かれた。完成から2年以上が経過し、落書きなどはされていないものの、雨水やほこりなどで汚れていたことから同まちづくりクラブが企画。川崎中学校に協力を依頼し、今回の清掃が実現した。
当日は、同まちづくりクラブと町内会のメンバー13人と川崎中学校の生徒7人の20人が参加。ホースや雑巾、ブラシなどを使い清掃活動を行った。中には、2年前に壁画を描いた生徒もいた。参加者からは「いつも何気なく通りすがりに見ていただけだったが改めてみたら、いい絵だと思った。綺麗にして多くの人に見てもらいたい」と笑顔で語った。
同まちづくりクラブ代表の大口さんは「せっかく2年前に児童たちに3日間かけて絵を描いてもらい、綺麗にした壁。汚れたままにしておくとまた落書きなどをされてしまう。しっかり管理し維持していきたい」と意気込む。
一方、地域の美化活動について川崎警察署は「近年地域が自分達の町を自分達で守るという意識の高まりを感じる。警察署としても犯罪の抑制にも繋がるので、こうした取り組みには感謝している」と話した。
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