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川崎区・幸区版 公開:2012年4月27日 エリアトップへ

4月1日付でに幸消防署の署長に就任した 細沼標旨(たかし)さん 伊勢原市在住 59歳

公開:2012年4月27日

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「信頼」モットーの山男

 ○…4月から幸区の消防署長に就任した。好きな言葉は「信頼」。区民や職員たちとの関係を築いていくために、普段からコミュニケーションを大切にしている。署内では積極的に職員たちに声をかけ、仕事面でも「責任は自分がとる」と若手署員の背中を押す。また、区民に対しての署長の仕事は「要するに広告塔のようなもの」と話す。「まずは『幸署に面白い署長がいるぞ』と知ってもらえれば」。地域に親しまれると同時に消防の仕事への理解を高めていくために、地域のさまざまな会合に顔を出すなど、精力的な活動を行っていく。

 ○…埼玉県出身で3女の父。消防署に勤める以前は、箱根のホテルでコックとして働いていたことも。22歳で消防士となり、多摩署でキャリアをスタートさせた。今でも印象に残っているのは、入署して数年たった頃に立ち合った、ある火災現場だという。自分の娘と同年代の子どもが亡くなったことに強いショックを受け「こういうことがもう起らないように」と仕事への思いを新たにした。今でもその時の気持ちを忘れることはなく、日ごろの訓練を大切にするよう、署員たちに説いている。

 ○…趣味は山登り。20年前に同僚と大山に登ったのをきっかけに夢中になった。丹沢の山々を踏破し、現在は日本アルプスなどの登山に挑戦している。「山に登ると自分の小ささを感じる。大きな物の見方ができる」。登山で培った感覚は業務にも生き、仕事で行き詰った際に俯瞰してものを見られるようになった。登山の頻度は半年に一度。30代の仲間とも同じペースで登るほどの体力自慢だ。

 ○…11月に還暦を迎える今年は、消防署員として最後の年。若者と話すことが好きで、「まだまだ柔軟な頭を持ち続けたい」と話す。「反対に、実は短気」と笑うが、その飾り気のない笑顔からは、区民や部下を思いやる大らかな人柄がうかがえた。

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