池上新町町内会 子の目線で防犯地図作成 地域の絆深める一助に
川崎区池上新町町内会(浦野一吉会長)で22日、防犯教室が行われた。参加した子ども達は、同町内の身近にある危険な場所やいざというときの避難場所を調べ、防犯地図を作成した。自治会・町内会レベルで地域安全マップを作成するケースは少なく、神奈川県警では取り組みの広がりにも期待を寄せる。
「親子で学ぶ防犯教室〜地域安全マップ作成〜」は、同町町内会が主催。同町内会では、地域の結びつきを強めようと「見守り・つながりの輪」を立ち上げ、高齢者や障害者の見守り活動に取り組んでいる。防犯教室も同事業の一環に位置づけている。
教室には、同町町内会の子ども会野球チームに所属する子や同町在住の小学生28人が参加。講師の神奈川県警生活安全サポート班の話に耳を傾けた。
フィールドワークでは4グループに分かれ町内を探索。その後、防犯地図の作成に取り組んだ。落書きのある個所、見通しの悪い公園や駐車場など犯罪の温床になりやすい場所には撮影写真を貼り付け、いざというときに駆け込むことが出来るスポットなどを書き込んだ。中澤辰海君は「身近に危険な場所があることがわかり、通る際には気をつけようと思った」と話した。
地域安全マップは、小宮信夫立正大教授が提唱。地域安全活動を支援する神奈川県警生活安全サポート班によると、川崎市では市安全・安心まちづくり推進協議会が作成マニュアルを制作したのを機に、市内の学校で取り組まれているが、自治会・町内会レベルでは少ないという。地域安全マップの作成は、被害防止能力、非行防止能力、コミュニケーション能力の向上などに役立ち、世代間交流にもつながることから同班では「他の町内会でも実践してもらいたい」と語る。
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