地元小学生と交流 市立川崎高サッカー部
「高校生だけだと出ないような元気を、小学生たちからもらうことができた」。市立川崎高校サッカー部のキャプテン・田中翔太さん(16)はそう振り返った。
市立川崎高校のサッカー部は23日、少年サッカークラブ・大島シェルズの5、6年生25人を招き、市立看護短大のグラウンドで合同練習を行った。同校サッカー部が小学生と合同練習を行うのは今回が初。「選手が育った地域への恩返し」としてサッカー部顧問の小坂仁さん=今号、人物風土記欄=が企画し、同校定時制課程教諭の高橋正太郎さんが大島シェルズでコーチを務めていた縁で実現した。
パス練習やミニゲームを中心に行われた練習は、終始和気あいあいとした雰囲気で行われた。小学生に積極的に声をかける高校生の姿が目立った。
小坂さんは「教える側に立つとリーダーシップやコミュニケーションの大切さに気付く。これを機に一皮むけてくれれば」と部員たちの成長に期待していた。
練習を終え、大島シェルズのキャプテン・北岡達也君(11)も「高校生はとにかく上手かった。自分もテクニックやスピードを磨きたい」と、高校生のプレーに刺激を受けていた。
市立川崎高校サッカー部は、今後も地元少年サッカークラブとの交流事業を続けていく方針だという。
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4月12日
4月5日