災害図上訓練DIG 「地図を使い危険を確認」
幸消防署(細沼標旨署長)は、先月29日、中学生に防災の意識を高くもってもらおうと「災害図上訓練DIG」を幸区役所で行った。
災害図上訓練DIGとは、Disaster(災害)、Imagination(想像力)、Game(ゲーム)の略。
具体的には、自分たちの住む町の地図を使って災害時の危険地帯や避難経路をみんなで確認し、対策を考えるというもの。全国の消防署などでも注目され始めている訓練で、幸区では初めての開催となった。
今回参加したのは幸区中幸町の南河原中学校の1年生の生徒117人。生徒たちは「早朝5時に震度6強の地震が発生した」という想定で、消防士を交えながら意見を出し合い、地図上に「火災が広がりやすい地域」、「壁が崩れたら危ない場所」などと書いた付箋を貼りながら確認しあった。また、避難所の確認や家庭での備えなどについての話し合いも行われ、防災に対する意識の向上も図った。
訓練に参加した中久保和馬さん(13)は「普段僕たちが住んでいる所は、気づかないだけで色々な危険が潜んでいることが確認できてよかった」と話し、滝川和花さん(13)は「震災が起きてしまった際には今回学んだことを活かしたい」
と話した。
同消防署によると、日中、地域内にいる中学生は災害時の貴重な戦力で、今後も様々な形で訓練を行いたいとしている。
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