新生ミューザ来春幕開け 震災被害から復旧へ
川崎市は今月20日、ミューザ川崎シンフォニーホールの来シーズンのラインナップを発表した。4月7日のリニューアルオープンコンサートを皮切りに『新生ミューザ』の幕開けとなる。
ミューザ川崎シンフォニーホールは、東日本大震災で天井仕上げ材などが落下し、現在復旧工事が進められている。市は、復旧工事が95%以上完了し、再開への見通しがついたことから20日、2013〜2014シーズンのラインナップを発表した。国内外のオーケストラを中心に約80公演を予定している。市によると「来シーズンは、クラッシックファンから初心者までが幅広く楽しめる、ラインナップを用意している」という。
新生ミューザの幕開けとなる4月7日の「MUZAリニューアルオープンコンサート」では、川崎市フランチャイズオーケストラの東京交響楽団が登場する。同楽団の音楽監督であるユベール・スダーン氏がタクトを振り、ブルックイーの交響曲第9番とテ・デウムを演奏する予定となっている。
来シーズンの目玉企画となるのが、来秋に予定されている「海外オーケストラ・ウィーク」。「ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団」、「ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団」、「ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団」の世界3大オーケストラが来日し、コンサートを行う。「世界3大オケが来日し、日本で5日間に続けてコンサートを行うのは非常に珍しい。最高峰の音楽が楽しめる、またとない機会」と関係者は力を込める。
その他にもフェスタ サマーミューザやこれまで他会場で行われていたモントルー・ジャズ・フェスティバル、7月1日の「市制記念日」をミューザの日として、ミューザを丸ごと楽しめる催しなどが準備されている。
関係者は「安心して音楽を楽しんでもらえるホールに生まれ変わった。4月1日のリニューアルオープンを楽しみにしてほしい」と話し、ミューザ川崎を訪れていた幸区の女性からも「2年間待ちに待っていたので、リニューアルの日が楽しみです」と語った。
チケットは12月中旬から順じ販売していく予定。
詳細・問い合わせについては、同シンフォニーホール【電話】044・520・0200まで。
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4月19日
4月12日