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がん検診の新しい取組みを紹介 渡辺嘉久臨港病院院長が講演で
総合川崎臨港病院(川崎区中島)の地域住民向け公開講座が先月27日開催され、渡辺嘉久同病院院長が「早期発見を目指したがん検診」をテーマに講演した。
渡辺院長は「がんは見つかったときには手遅れというケースも少なくない」点を強調。早期発見のアプローチの一つとして、採血でがんであるリスクを評価する「アミノインデックス がんリスクスクリーニング(AICS)」と呼ばれる検査方法を紹介した。
AICSは、血液中のアミノ酸濃度の数値の変化からがんであるリスクを評価する方法であることから、医師にとっても客観的な判断材料となる点を渡辺院長は強調した。また、採血だけで一度に複数のがんのリスクを検査できるメリットを挙げ「健康診断と同時に受診できる」検査であることも説明した。
AICSの可能性についても言及し「がん以外にも生活習慣病の検診にも役立てられる日が来る」との見方を示した。現状、AICSの検査は同病院だけで実施されている中、将来的には「市内どの病院でも受けられるようになるとよい」とも語った。
会場には大勢の人が集まり、渡辺院長の話に耳を傾けたほか、数値判定が出た後の対応などに関する質問が挙がるなど「がん検診」に対する市民の関心の高さをうかがわせた。
渡辺院長が講演テーマで取り上げたAICSは、男性は胃がん、肺がん、大腸がん、前立腺がん――の4種、女性は胃がん、肺がん、大腸がん、乳がん、子宮・卵巣がん――の5種の評価が可能。金額は1万8900円で事前予約が必要。
申し込みは、同病院予防医療科(【電話】044・388・9600)。検査対象年齢などの詳細は同病院ホームページ(http://www.rinko.or.jp/)へ。
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