川崎市は9日、2017年10月からの本格運用開始を目指す「スポーツ・文化複合施設」(富士見)の整備事業を、鹿島建設を代表とする企業グループが落札したと発表した。落札金額は約167億円。
複合施設は川崎市体育館と富士見児童プール、富士見テニスコートの一部を再整備して建設。現在ある川崎市体育館と富士見公園弓道場、教育文化会館大ホールの機能を兼ね備えたものとなる。
鹿島グループの提案によると、建物は地上5階、地下1階建て。施設内には固定、可動を合わせて約1500席の体育館と2000席のホールのほか、会議室8部屋が設備される。入札のあったほかのグループと比べ、各評価項目でのバランスと、体育館とホールを通路で繋ぐコンセプトなどが評価された。
来年3月に事業契約を締結したのちに整備を開始し、17年10月1日からの運用開始を予定。完成後10年6カ月は鹿島グループの構成会社が設立する特別目的会社が施設の運営、維持管理にあたる。
現在の川崎市体育館は2014年12月まで、富士見児童プールは同年8月まで通常通り利用できる。
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