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川崎区・幸区版 公開:2014年1月31日 エリアトップへ

市内を中心にピアノの演奏活動をしている 庄司文子(あやこ)さん 伊勢町在住 46歳

公開:2014年1月31日

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ピアノこそ我が人生

 ○…演奏活動を始めたのは子育てが一段落した40歳手前から。ソロだけでなくアンサンブルにも挑戦するため、ブライダル演奏の仕事や自身のホームページを立ち上げる中で、共演仲間の輪を広げた。今では市役所前で定期的に開催されている「ランチタイムコンサート」をはじめ、「いつでも誰でもコンサート」、「さいわい街かどコンサート」に出演し、旋律を響かせる。区内旭町の出身でもあり、地域ではおなじみのピアニストの一人だ。

 ○…演奏曲目はクラシックからボサノバ、日本の唱歌まで幅広い。フルート、ヴァイオリンなど様々な楽器と共演するアンサンブルの魅力の一つは、楽器によってピアノの聞こえ方が変わる音の奥深さ。だからこそピアノの音色(おんしょく)を追求し続ける。また、演奏の際には「進化した自分」を心掛ける。前回と同じ曲を弾くのならば、その曲が誕生した背景や歴史を勉強し、知識を増やして臨む。「そうすると、1つの音でも響き方が違ってくるし、音に立体感が出るんです」

 ○…「私からピアノをとったら、何も無くなっちゃう」。自身いわく「不器用」で、まだ子どもが小さかった頃にはおんぶ紐がうまく使えず、「子どもが落ちちゃうわよ」と、街中で通りがかりの女性におんぶを直してもらったこともある。テレビゲームが息抜きで、「ドラゴンクエスト」を中学3年生の息子とともに興じることもあるが「ピアノなら手が動くのに、ゲームだと思うようにいかない」と笑う。

 ○…1月19日のプラザ田島でのコンサートは当日の朝にギックリ腰のアクシデントに見舞われたが、「穴を空けるわけにいかない」という一心でステージに立った。演奏を終えると「よかったよ」という感想とともに、「お大事にね」という労いに満ちた声が飛んだ。「お客さんがとても温かく、いつも見守ってくれているような感覚です」。多くの聴衆の拍手が、美しいメロディを奏でるための原動力だ。

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