市内のベトナム人留学生らが母国の文化を知ってもらおうと、4月12日と13日の2日間、市役所第3庁舎広場でイベントと出店の運営を行った。同日行われた「アジアンフェスタ」「アジア交流音楽祭」の一環。
運営には、市内在住の留学生を中心に約50人のベトナム人が参加。当日はアオザイの試着やベトナムの伝統的なダンスの体験ができる「交流テント」と、ベトナムの民謡のほか、インドや韓国の舞踊、Jポップ、フラダンスなど、国際色豊かなパフォーマンスが繰り広げられた「交流ステージ」を同時に運営した。一部のメンバーは、パラパラや「恋するフォーチュンクッキー」など、近年日本で流行したダンスの披露も行った。
スタッフの一人で専門学校生のマイ・テー・タイさん(21)は「ベトナムのダンスを見た日本の人たちが拍手を送ってくれて、嬉しかった」と目を輝かせた。横浜国立大の大学院に通うド・タン・ロンさん(25)も「普段真面目なイメージの日本人が思い切りダンスする姿には驚いたし、多文化を味わえるいい機会になった」と話した。
例年市役所第3庁舎広場でイベントを開催してきた「たちばな通商店街振興組合」の藤村稔理事長は「今までにない新しい切り口でやってくれたから、アジア色を鮮明に出せた。他の通りとの差別化も図れた」と喜んだ。
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