川崎市は大田区とタッグを組み、飲食店をはしごしてお酒や食事を楽しむ「大田・川崎ちょい呑みキャンペーン」を16日から展開している。11月30日まで行われ、両地域間の人の行き来と地域経済の活性を図りたいと、意気込む。
両自治体は昨年4月、産業連携に関する基本協定を締結。これに基づき、両地域内にある店や事業所の商売が継続的に行われ、かつ、観光産業の活性化にもつながる事業を模索していた。こうした中、「チョイ呑み」は川崎、大田住民がそれぞれの地域を行き来し、経済活性につながると判断。第1弾のイベントとして行われることになった。
キャンペーンには、川崎側8店、大田側17店の計25店舗が参加。焼き鳥、中華、寿司などジャンルは幅広い。「いずれも地域に根付き、レトロ感をイメージさせる店」とも川崎市の担当者は話す。
より多くの人に参加してもらうため、スタンプ帳を作成。期間中、参加店舗で提示するとドリンク1杯無料のサービスが受けられる特典や集めたスタンプ数に応じて賞品がもらえるサービスをつけた。現在、500円で一部を除いた参加店舗や川崎、大田の両観光協会などで販売している。川崎市によると、問い合わせが増えているほか、店によっては品切れになり、追加発注をかけているところもあるなど、関心は高まっている様子。
関係者は「両地域はこれまで多摩川を挟んで交流が少なかったがイベントを機に、互いの距離が縮まってほしい」と期待を寄せる。
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