慶安2年の酒飲み合戦を描いた仮名草子「水鳥記」を再現する「水鳥の祭」が10月19日(日)、川崎大師平間寺、若宮八幡宮ほかを会場に行われる。正午から午後4時まで。水鳥の祭実行委員会(石渡孝明会長)主催。
「水鳥記」は、医者で儒学者の茨木春朔が江戸から16人の一派を引き連れ、大師河原を開拓した池上太郎右衛門幸広とその一族14人のもとへ乗り込み、3日3晩酒飲み合戦を繰り広げた物語。その史実にならい、当日は万祝着や着物などの衣装をまとって登場人物に扮した参加者が口上を述べ、大盃で酒飲み合戦を行う。今年は20回目の記念として衣装を新調し、かつらを被って登場するという。
当日は、川崎方と江戸方の2手に分かれて練り行列が出発。川崎方は若宮八幡宮、江戸方は東門前駅前を午前11時30分頃から歩き始め、正午頃に川崎大師平間寺で対峙する。午後0時30分頃から大山門前で酒合戦を行った後は場所を移しながら酒合戦を続け、午後3時頃に最終決戦場となる若宮八幡宮へ。舞川扇彩さんによる「和睦の舞」も披露される。同宮では、正午から午後8時頃まで酒をコップ1杯百円で販売する。
同実行委員会の舞川さんは「川崎にこのような歴史があることを多くの人に知ってもらいたい」と話す。問い合わせは同委員会(【電話】044・211・8018)へ。
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