JR南武線で1月17日、幼稚園児89人らを乗せた「夢のピクニックトレイン」が、武蔵中原駅〜稲城長沼駅間を往復運行した。
JR東日本は14年10月4日、南武線に新型車両E233系を導入。同社はそれを記念し、同型車両1編成を貸して夢を叶える企画を一般に募集していた。4歳から70代までの応募109件の中から選ばれたのは、東京都・府中市の鳥居路子さん(34)の「夢」。電車が大好きだという息子の穣君(4)と同じ幼稚園に通う園児と一緒に、電車でピクニックをさせてあげたいという内容だった。
当日、武蔵中原駅に集合した園児らは改札横に設けられた「どこでもドア」をくぐり抜けてホームへ。車内では、JRで働く人達の仕事がアナウンスとイラストで紹介されたほか、南武線クイズが出題され、園児らは挙手をして熱心に参加していた。車掌放送体験をした園児は、マイクに向かって「この列車は夢のピクニックトレインです。次は登戸駅に停まります」とアナウンス。また、ドラえもんのテーマソングを合唱するなど、園児らは貸し切りの車内を楽しんだ。
「川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム」がある登戸駅では、ドラえもんが各車両を訪問するサプライズもあり、園児らは目の前に現れたドラえもんに歓声をあげながら群がっていた。
鳥居さんは「普段、電車では子どもに静かにするよう言っているので、窮屈に感じていると思う。1度だけでも大好きな電車で楽しくのびのびとしてもらいたかった」と話した。穣君は「楽しかった。大きくなったら電車の運転士さんになりたい」とご機嫌な様子だった。
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