市政報告 町内会・自治会活動活性化へ始動 自民党 川崎市議会議員 林ひろみ
昨年12月の第4回定例会で「川崎市町内会・自治会の活動の活性化に関する条例」が制定されました。この条例の実現に向けては会派を超えた条例検討プロジェクトチームを結成し、長らく協議を重ねてまいりました。私は同チームの座長としてメンバーと力を合わせ、町内会・自治会への加入率を高め、活性化につなげたいという一心で、本会議場で条例制定を訴えてきました。実現に至り喜ばしく思うとともに、今年4月の施工後から条例がどのように機能していくかを見守りながら、引き続き提言等を行っていく所存です。
この条例は、住民が暮らしやすい地域社会を構築するため、町内会・自治会への加入を促進し、活動の活性化を図ることを目的としています。東日本大震災を契機に、近所付き合いの大切さや地域コミュニティーの重要性が叫ばれるようになりました。自主防災組織の母体ともなりうる、町内会・自治会の地域コミュニティーの中核としての役割はますます大きなものとなっています。
その一方で、住民のライフスタイルの多様化や価値観の変化などにより町内会・自治会への参加を敬遠する人が多いという現状があります。また、役員の高齢化や固定化といった課題も存在しており、加入促進への施策を進める必要性を感じておりました。
市民の皆さんからの意見が活動を後押し
条例の提案にあたっては、骨子案を市内すべての町内会・自治会の会長や関係団体に送付し、市民に対しても意見を募りました。その結果、市民の皆さんからたくさんのご意見をお寄せいただき、その中には個々の町内会・自治会が抱える課題等もありました。これについては、町内会・自治会への期待と活性化を実現させたいという強い意志を表していただいたものと受け止め、活性化への後押しに向けた決意を新たにいたしました。
この条例では、地域住民が町内会・自治会に自発的に加入するための支援を市が行うなど、活動活性化に関して市の責務を定めています。条例の制定を単なるゴールとするのではなく、今後も川崎を住みよい街にするために、私も地域活性化の活動に注力してまいります。
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4月19日
4月12日