沖縄返還協定の批准に反対し、警察官を殺害したとして逮捕され、無期懲役を受けている星野文昭受刑者が獄中で描いた絵を展示する「星野文昭絵画展in川崎」が、きょうから23日(日)まで市教育文化会館で行われる。
星野受刑者は1946年札幌市生まれ。66年に高崎経済大学入学後、不正入試阻止闘争に参加。71年の成田国際空港反対闘争にも携わった。同年の沖縄返還協定批准阻止闘争で殺人罪で逮捕。死刑求刑を受け、最高裁で無期懲役が言い渡された。
星野受刑者の逮捕をめぐっては不当逮捕だとして、無罪を訴える人々が現在も各地でデモや集会を開いている。絵画展示会もその一環として全国各地で行われている。県内ではこれまでに横浜市や相模原市、三浦市で開催された。
会場では沖縄県の辺野古の海を描いた絵や星野受刑者の出身地北海道の風景、パレスチナの難民の子どもの絵など約20枚の水彩画や、獄中で結婚した妻の暁子さんが絵に合わせて書いた詩が展示される。期間中、沖縄県出身者が星野さんの生き様や、絵の描かれた沖縄県の時代背景などを随時説明する。
同展実行委員の竹内悟さんは「まずは星野さんという人を知ってもらいたい。絵を通して、星野さんの希望や生きる力を感じ取ってもらえれば」と話す。
21日(金)は正午から午後8時まで、22日(土)と23日(日)は午前10時から午後8時まで。入場無料。
問い合わせなど詳細は、同展実行委員会の竹内さん(【携帯電話】080・3714・4991)へ。
川崎区・幸区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
マリエンで茶道教室4月19日 |
|
|