大田区・川崎市浴場連携事業実行委員会(星野実会長)が今月19日、大田区の日本工学院専門学校で、銭湯ナビゲーションアプリの期間限定スタンプラリーについての発表を行った。
アプリは「さくっと銭湯マップ」と題し、14年12月から配信を開始。川崎市と大田区の全銭湯96軒(取材時点)の詳細ページが閲覧できる。
昨年に続き、期間限定で「大田区vs川崎市銭湯陣取りスタンプラリー」を実施。11月1日から16年2月29日までの間に大田区、川崎市の浴場でQRコードを読み取りポイントを貯めると、抽選で当たるプレゼントに応募できる。初めに川崎市か大田区どちらかに所属陣営を定め、相手陣営に攻め込むと2ポイント獲得できるなど、所属陣営を応援することが可能。キャンペーン終了後に勝利陣営が決定し、担当者は「勝利した側に所属していたら何かいいことがあるかもしれません」という。昨年は、スタンプラリーの参加者が2563人で、勝利陣営は川崎市だった。
星野会長は「今回は5000人に銭湯へ足を運んでもらうことが目標だ。スマホ世代に向けた試みだが、2回目となる今回は若い人達にさらに浸透していってほしい」と期待を寄せる。
銭湯の数は年々減少しており、ピークだった昭和40年代には川崎市内で170軒を超えていたが、今年10月1日時点では51軒。そのような状況の中で、子どものうちから銭湯になじんでもらおうと、県浴場組合連合会が「銭湯裏方探検隊」といった取り組みで川崎市の子ども達に銭湯の仕事を体験させたり、入浴マナーを教える等の試みも行うなど、関係者は銭湯文化の維持、普及に努めている。
この日はほかに、日本工学院専門学校の学生が制作した、川崎市と大田区内の銭湯を舞台にしたCM動画も披露された。動画はYоuTubeの「さくっと銭湯マップ さくせん」チャンネルでも公開されている。
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