川崎海上保安署 気分は船長 中学生が職場体験
川崎海上保安署は3日、田島中学2年生の生徒に対して職場体験学習を実施した。参加したのは、佐久本健吾さん、池崎星矢さん、鈴木伊織さん、臼倉良さん。 4人は同署の仕事について映像を観て学んだ後、同署巡視船艇基地内から川崎港へ巡視艇に乗って出航。署員から説明を受けながら交代で操縦桿を握り、つかの間の船長気分を味わった。当日は雨で視界が悪く「前から来る船に注意して。船は車と違ってすぐに曲がることができないから、近づかないように意識することが大切」と、署員からアドバイスを受けると、生徒達は皆一様に緊張した面持ちで慎重に操縦していた。
佐久本さんは「自分も揺れているから、操縦桿を動かすのが難しかった」、臼倉さんは「思い切って舵を切ると、思った以上に角度が傾いたので緊張した」と感想を話した。
航海では、巡視艇から工場の排水溝から排出される水を採水してボトルに詰める作業も行い、同署に持ち帰って異常がないかどうかを調べる水質分析も実施。そのほか、分析や鑑識といった刑事業務、警備業務、心肺蘇生法による救難業務も体験した。
池崎さんは「体力に自信があるので、生かせる仕事がしたいと思って職場体験にきた」と言い、鈴木さんは「将来は保安署や消防署など、人を守る仕事がしたい」と話していた。
同署での中学生に対する職場体験の実施は、今年で7校目。同署担当者は「川崎の海と保安署の仕事について若いうちから知り、理解を深めてもらいたい」と実施理由を話した。
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マリエンで茶道教室4月19日 |
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4月19日
4月12日