京急川崎駅に一定時間が経過すると大腸菌や黄色ブドウ球菌が消滅する「抗菌シート」を貼った券売機が17日、登場した。
抗菌シートは、多摩区に工場のある株式会社末吉ネームプレート製作所(沼上昌範代表取締役社長)が富士通の特許技術を活用して開発した。同製品は2014年9月から、川崎信用金庫全店舗のATMや両替機約220台に導入されているほか、羽田空港国際線ターミナル駅にも17日から導入されている。
市経済労働局によると、大手企業の保有する知的財産を活用して中小企業の新製品開発を支援する「知的財産交流会」を2006年から実施。これまで22社の大企業が参加し、ライセンス成約21件、製品化14件の実績がある。同事業は「川崎モデル」として全国各地の自治体や金融機関からも注目されている。
伊藤和良経済労働局長は「昨年末から導入を進めてきた話があっという間に実現して驚いている。今回の試験導入が契機となり、世界へ広がっていくことを期待している」と話す。
券売機への導入は、9月30日までの予定。
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