川崎市議会の議員研修会が1月31日、川崎市役所第2庁舎で開かれた。キヤノングローバル戦略研究所研究主幹の宮家邦彦氏が登壇し、国際情勢の中での日本の針路について講演した。
議会研修会は議会の活性を図ることを目的に毎年行われている。地方自治体でも世界情勢に無関心ではいられないことから、研修を企画した。
宮家氏はトランプ米大統領について「いまだ選挙モードのままで統治していない。このまま4年間、選挙モードのままで終わるかもしれない」と分析。「もし、そうなればアメリカの外交は内向きになり、孤立主義の誘惑に負けることがあるかもしれない」との見方を示した。
また、国際情勢の分析の仕方について「常識を疑い、これに挑戦する」「歴史の大局に関する仮説を作り、常に検証する」「秘密情報に依存しない」「分析対象国や地域の身になって考える」といった考えに基づいて行っていると述べた。その上で10年、20年後の歴史を変えるような大きな事件(メジャードライバー)について宮家氏は、2014年のロシアのクリミア併合を挙げ、「冷戦後の欧州のバランスオブパワー(勢力均衡)を崩した大事件」と指摘した。
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