アマチュア落語家とプロの真打ちが共演する「第47回 さいわい寄席」(幸落語研究会主催)が6月4日(日)、幸文化センターで開かれる。今年は幸区が御幸公園に梅林を復活させる事業を今年度本格的にスタートさせることを受け、「梅香(うめかおる)事業協力」と銘打って実施。「ユーモアたっぷりに小向梅林や幸区の魅力を伝えていければ」と意気込みをみせる。
「さいわい寄席」は94年から春・秋年2回開催。「川崎の名物寄席」として知られ、2013年7月には「アマ・プロ共演寄席入場者数日本一」(日本一ネット)にも認定された。
24年目を迎える今回は、アマ落語4席とプロ2席を披露。代表を務める清流亭いしあたまさんは梅にウグイス、梅香る小向梅林のほか、『源平盛衰記』をオリジナルな発想で演出し、幸区の梅香事業をPRする。
「御幸公園は、中学生時代の遊び場。大人になってからも青少年指導員として少年野球に関わり、お世話になった」といしあたまさん。かつて同公園周辺が名所「小向梅林」として知られ、明治天皇が観梅のために行幸した歴史があるにも関わらず、日の目をみないことに「寂しさを感じていた」。20年前には川崎の名所に古典落語の題名を盛り込んだ「川崎名所落語暦」を作成し、「明治の帝 訪れる 清流多摩川の岸」と小向梅林を紹介したこともある。幸区が市制100周年に向け、御幸公園梅林を復活させる取り組みを行うことを知り、感動。さいわい寄席での協力を思いついたという。
開催当日はいしあたまさんのほか、みそか家越さん、川崎区役所職員の喜楽亭笑吉さんらが登場。プロは真打ちの柳家小八さん、二ツ目の三遊亭粋歌さんがゲスト出演する。歌謡ショーも行われ、地元歌手の根本美恵子さんがステージに立つ。
開催時間は午前10時30分と午後1時45分の2回で入替制。開場時間はいずれも開催時間の30分前。各回とも840席で全自由席。入場無料で小学生以上から鑑賞できる。問い合わせは、(【電話】044・511・6901)。
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