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川崎区・幸区版 公開:2017年6月9日 エリアトップへ

幸警察署長として220人の署員を牽引する 石垣 吉雄さん 幸区大宮町在住 58歳

公開:2017年6月9日

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24時間、地域住民の味方

 ○…3月に幸警察署長に就任した際、「運命を感じ、身震いした」という。「私は35代署長で、義父が15代署長なんです」。妻も息子二人も警察官という警察一家だ。そもそもこの道を目指したのも、警察官の姉の影響。高校卒業後、浪人生活を送っていたとき、姉の姿を見て自分もと思ったという。「中学生の時、障害のある子がいじめられていたのを助けたことがある。正義感の強い自分は人のために尽くす仕事に向いている」と思った。

 ○…警察学校卒業後、初めて赴任した中原警察署以降、20回ほど異動があったが、一番印象に残っているのは警察学校の教官時代。「知識や技能を伝授し、後継者の育成をすることは人を育てる喜びがあって楽しい。幸警察署長となった今、後進の育成に尽力していきたい」という。幸区に関しては穏やかで住環境に優れた街と感じた。ただ、自転車利用者が多く、細い道も多いことから、自転車の絡む事故が気になる。「利用者のマナー向上をはかり、事故を無くしていきたい」と抱負を語る。

 ○…警察官としてのモットーは『悪に対する強さと善良な市民に対する優しさを持ち続けること』。悪い人を捕まえるだけでなく、子どもやお年寄りなどの弱い人たちの安全を守ることが仕事なんです」。区民に対しては「どんな些細な事でも頼って下さい。警察は24時間開いている区民の味方です」と熱い思いを語る。

 ○…現在は区内の官舎に住むが、平塚市の自宅では愛犬のトイプードル「ココ」(雌・4歳)と大磯の漁港まで散歩するのが日課だった。今は「ココ」に会えないことが寂しくて仕方がない。仕事が忙しく、趣味と呼べるものはないが、今は神社検定の試験を受けるために勉強中だ。また散歩がてら管内を歩き回ってすでに頭の中に地図が出来たという。「110番通報があると、どの辺りだなとわかりますよ」。区民にとって心強い警察署長だ。

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