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川崎区・幸区版 公開:2017年6月30日 エリアトップへ

顧問を務める市立川崎高校定時制軟式野球部を全国大会に導いた 高橋 正太郎さん 川崎区浅田町 31歳

公開:2017年6月30日

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準備が勝負を決める

 ○…目力の強さが印象的だ。この強い目から涙がよくこぼれるという。6月18日に顧問を務める市立川崎高校定時制軟式野球部が全国大会出場を決めた時も大いに泣いた。過去2回、決勝では悔し涙を流したが、今回は歓喜の涙だ。「泣かせてくれる生徒に出会えた自分は幸せ者です」

 ○…顧問に就任して7年目にして初の栄冠。もっともそれまで野球とは縁がなかった。「サッカー一筋で詳しいルールもよく知らなかった。生徒の方が上手いので最初は戸惑った」と振り返る。サッカーでの指導経験をもとに生徒には「上手くなる為には準備が大切」と説いた。自身は手探りながら、試合の進め方やウォーミングアップの仕方まで、他のチームを観察しとにかく野球を研究した。「何事も準備が勝負を決めますから」

 ○…「仕事、勉強、部活を両立させる生徒は本当にすごい、尊敬するし感動します」と生徒に対する思いを語る。今回の全国大会出場をきっかけに定時制にもっと注目してもらいたいという。様々な背景をもった子が多いのが定時制。それぞれがお互いを認め合う姿を見て「もっと陽の当たっていい場所だと思うんです」と熱く語る口調に定時制の活動をもっと広げたいという思いが感じられる。

 ○…家族は奥さんと間もなく2歳になる娘さんが1人。定時制勤務のため、どうしても帰りが遅くなる。保育園の見送りまでの朝の1時間位しか娘さんに会えないのが寂しくて仕方がないという。週末には子供のころ自分が所属していた少年サッカークラブの指導にも汗を流す。選手として6年、指導者として9年、人生の半分の付き合いだ。「今指導しているのは、選手として活躍の場を与えてくれたことに対する恩返しだと思っています」と。また10月には横浜マラソンに10年ぶりに挑戦する。「マラソンに対する準備で禁煙十日目です」と大きな目を細めて悪戯っぽく笑った。

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