川崎市内の小学校に唯一現存する四谷小学校(川崎区四谷下町・児童数385人・児玉暢也校長)の土俵の修復工事が完了し、このほど披露された。
産業道路沿いにある同校は大気汚染対策として緑化活動とともに、体力作りと健康づくりの一環として相撲に力を注いできた。
土俵は30年前に完成し、高学年の授業に取り入れられ、放課後には練習会が盛んに行われた。市の相撲大会にも出場し「相撲の強豪校」と呼ばれた時期もあったという。
その後、2003年にリニューアルしたが、経年劣化が著しくなったこともあり、今回14年ぶりに修復された。
土俵開きには中川部屋の春日龍、春光、義春日の3力士が参加。ぶつかり稽古を披露したほか、児童と熱戦を繰り広げた。
児玉校長によると、今年のわんぱく相撲でも約20人が参加しているが「リニューアルを機にさらに盛んになれば」と話し、地域住民と市相撲連盟の願いでもある同校からの力士誕生にも夢を膨らませる。土俵を使った授業なども計画しているという。
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