北野書店(幸区鹿島田・北野嘉信代表取締役)が学校教育法附則第9条本を紹介するフェアを8月28日から9月10日まで同区新塚越の同書店で開く。
特別支援級などでは学校教育法附則第9条の規定により、文科省検定済教科書または文科省著作教科書に代えて、これら以外の図書を教科書として使用することができることから、教育関係者ではこうした図書を「第9条本」と呼んでいる。川崎市の第9条本は約670種類にのぼる。
同社では今年6月、エポックなかはら(=川崎市総合福祉センター・中原区)で学校図書館向けの図書展示会を行った際、この第9条本を紹介したところ、来場した教員からの反響が大きかったという。「他にも見たい人がいる」との声も寄せられ、同書店でフェアという形式で開くことになった。
第9条本の多くは一般図書で手に入り、絵本やかるた、ドリルなどジャンルは多彩だ。北野社長は「第9条本を教科書として使用している児童生徒がフレキシブルに一般の本を使って勉強していることをまずは知っていただきたい」と語る。 フェアでは、様々な本が店頭に並び、購入することもできる。北野社長は「絵本でも生きる上での本質を突いた物語もある。障害のある、なしに関わらず、様々な価値観を知るきっかけにもなる。川崎は外国籍の子も多く、多様性に富んだまちでもある。様々な方に学ぶ楽しさを感じていただければ」と呼び掛ける。
問い合わせは、同書店(【電話】044・276・9100)。
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