大師河原の名主である池上太郎右衛門幸広(盃名 大蛇丸底深)達が行った慶安2年(1649年)の酒飲み合戦が描かれた「水鳥記」を再現する「水鳥の祭」が10月15日(日)、川崎大師平間寺、若宮八幡宮ほかで行われる。時間は正午から午後4時まで。主催は水鳥の祭実行委員会。
「水鳥記」は池上太郎右衛門幸広とその一族14人が江戸の医者で儒学者の茨木春朔(盃名 六位酒官地黄坊樽次)とその仲間16人との間で行った酒飲み合戦の物語。
祭は大師方15人、江戸方17人がそれぞれの登場人物に扮装し、午前11時30分ごろ大師方は若宮八幡宮を、江戸方は東門前駅通商店街を出発し、大師周辺の商店街を練り歩き、正午ごろ川崎大師平間寺境内で対峙する。ここから仲見世、表参道、川崎大師駅前、ごりやく通りを経て、若宮八幡宮まで問答合戦を取り入れた練り行列を行い、若宮八幡宮では両大将による酒合戦で大いに盛り上がる。最後に実行委員でもある舞川扇彩さん扮する地黄坊樽次が「和睦の舞」を披露する。また境内では利き酒大会や投げもち、鏡開きも行われる。
「史実に基づいた再現をしていることが魅力のお祭。自分の街にこんな歴史があるんだということを誇りに思い毎年やっている。役者・スタッフとして、新しい人にもどんどん参加してもらいたいです」と舞川さん。
問い合わせは水鳥の祭実行委員会事務局((有)石渡燃料店内)【電話】044・288・5885
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