川崎区・幸区版 掲載号:2017年10月13日号
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県内で撮影が行われた映画「じんじん 其の2」に主要人物として出演した

福士 誠治さん

市内出身 34歳

観た人に届く芝居を

 ○…俳優の大地康雄さん企画の人情喜劇映画「じんじん」2作目で、夢や人生に悩む青年役という重要な役どころに挑んだ。丹沢の山林での撮影が多く、実家に泊まりながら現場に通った今作を「大地さんのプロジェクトに参加できたのが単純に嬉しくて。若者が抱える夢とか仕事に求めるやりがいとか、演じてみて感じることが多かった」と振り返る。公開あいさつでは小さい頃よく行ったイオンシネマ新百合ヶ丘の舞台に立ち、両親や地元の知り合いを前に充実感を語った。

 〇…麻生区出身。友達と野山を走り回り、小中学生時代は野球に打ち込む。一方で、当時から「オヤジ」と呼ばれるなど、今に通じるクールな雰囲気ものぞかせる少年だった。バンド活動を経て次に興味が向かったのは一人で勝負ができる仕事。「それまで団体競技や仲間との活動が中心で、次は一人で頑張ってみようと事務所に応募したのがきっかけ」。06年、NHK朝の連続テレビ小説「純情きらり」出演を機に映画や舞台、時にバラエティやナレーションなど、新しいことへの挑戦が続いている。

 〇…「芝居以外のワクワク感がある」と、ここ数年趣味にしているのが吹きガラスなどのガラス細工。「知らないジャンルでこだわりを持つ方々から話を聞いたり、その人の空気に触れたりするのが刺激になっています。ものづくりという視点で見れば芝居でもどこの世界も同じで面白い」

 〇…目指す役者像について「こうなりたいって思ったらそこまでしか行けないと思う。芝居は上手くなりたいけれども、大事にしたいのは作品を観ている人にどう届けられるか」と迷いはない。映画の公開やドラマ出演も控えているが、最近では演出家としての経験も積み始めた。「大きな目線で言えばものづくり。これからもいろいろと挑戦してみたい」。演じることからその作品をどのように伝えるか、興味はさらに広がりを見せている。

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