夏の時期に神社・仏閣を参詣する「夏詣」が全国の神社、仏閣に広がりつつある。川崎市内で唯一、この取り組みに賛同するのが若宮八幡宮(川崎区大師駅前・中村博行宮司)だ。同神社は7月16日までを夏詣期間に設定。風習の定着化とまちおこしにつなげていきたいと語る。
夏詣は5年前から浅草神社(東京都台東区)が提唱し、今年は全国約90の神社、仏閣が参画する。若宮八幡宮は今年初めて取り組みに参加。神奈川県内では同神社のほか、海南神社(三浦市)、富岡八幡宮(横浜市金沢区)の2社だけが参加しており、珍しい。
半年の罪や汚れを祓う6月30日の「夏越/水無月の大祓」を起点に、1年の残り半分の無病息災を願い、新たな気持ちで神社・仏閣に参詣してもらうのが狙い。
夏詣の期間設定は様々で、若宮八幡宮は、海の日までと定めた。期間中、神社境内には「夏詣」の文字が入った提灯を掲げ、ポスターを掲示し、「夏詣」と記された御朱印の授与を行う。
まちおこしにもつなげていこうと、今月16日には同神社周辺で開かれるかわさき大師サマーフェスタ「大師名所めぐり クイズウォークラリー」にあわせ、チェックポイントの兼務社、賛同単立神社にも限定の御朱印を用意。神社境内ではオリジナルクラフトビール「かわさき夏詣エール」の販売も行い、川崎をPRする。同神社は「イベントを楽しんでもらいながら、『ニッポンの新しい習慣づくり』として定着させていきたい」と意気込みを見せる。
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