東芝未来科学館 きょう31日新装オープン 年間30万人の来場者目指す
東芝の歴史的に重要な製品や最先端技術を紹介する東芝科学館(中山純史館長)が、東芝未来科学館と名称を改め、きょう31日の正午に同社オフィスビル「スマートコミュニティセンター」内にリニューアルオープンする。同館を運営する東芝では、技術発信や文化交流拠点として活用し、年間30万人の来場者を目指すとしている。
東芝未来科学館は、1961年から昨年9月まで幸区小向東芝町で開館していた「東芝科学館」をリニューアルした施設。東芝の新たな技術発信拠点、文化交流拠点として、JR川崎駅西口にある同社オフィスビル(幸区堀川町)2階にオープンする。
館内は、「ウエルカムゾーン」、「ヒストリーゾーン」、「フューチャーゾーン」、「サイエンスゾーン」の4つで構成。ヒストリーゾーンでは、同社の創業者・田中久重、藤岡市助が手掛け、国の重要文化財で機械遺産にも指定されている万年自鳴鐘のレプリカや日本初の白熱電球を展示。また、「1号機ものがたり」と題したコーナーでは、同社が日本で初めて製品化したカラーテレビや家庭用冷蔵庫なども展示している。
フューチャーゾーンでは、ナノテクノロジーや半導体などの最新技術を楽しみながら知ってもらうため、アミューズメント型の体験装置を設置。マシンに乗り込みハンドルを操作して、ナノ(100万分の1ミリ)の世界を学ぶナノライダーやパネルをタッチしてビル全体の電気をコントロールするビルタッチなど、ハイテク技術をわかりやすく学ぶことができる。
土日祝日にで行っていた実験イベントを毎日開催するほか、企画展示も展開。オープニングは、川崎市と東芝が取り組んでいるスマートコミュニティ事業を紹介する。
中山館長は「大人から子どもまで楽しめる。以前よりも閉館時間が1時間延び、アクセスもよくなっているので買い物がてら、ぜひ足を運んでほしい」と来場を呼び掛けている。
入場無料。開館時間は、午前10時から午後6時まで(土日祝は7時まで)。休館は、月曜及び同館が定める日。
詳細に関する問い合わせは、同館【電話】044・549・2200まで。
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