川崎市教育委員会は8日まで、塚越古墳の確認調査を実施している。5日には市民向けの見学会を行う。
塚越古墳(塚越2の180)は、江戸時代後期に編纂された「新編武蔵風土記稿」に記載されているなど、「塚越」の地名の由来になったと考えられており、地元の歴史を知るための貴重な文化財となっている。
この古墳は、2013年3月に土地所有者の依頼を受けた教育委員会が調査を実施したところ、古墳のまわりに掘られた溝(周溝)や築造時に置かれた埴輪などを発見、古墳であることが判明した。中原区以南の多摩川低地に築かれた唯一現存する古墳で、地名の由来にもなったことから、川崎市では歴史的に重要な遺跡ととらえている。
教育委員会文化財課によると、今回の調査では主に、古墳の形状(円噴や前方後円墳など)や古墳の埋葬施設の有無などの詳細調査を行うとしている。
古墳見学会は5日(日)午前10時から午後1時まで行う。雨天の場合は中止(小雨決行)、参加無料(申し込みは不要)。
問い合わせは教育委員会文化財課【電話】044・200・3305(3306)へ。当日連絡先【携帯電話】080・9776・8991。
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