川崎市立商業高等学校(戸手本町)の校名が、来年度から変更することが分かった。来年4月より、同校に普通科学科が新設されるなどの学科改編に伴うもので、新校名は「川崎市立幸(さいわい)高校」になる予定。
新校名の候補は、同校在校生と保護者、同窓会会員、職員から校名を募集するとともに、地元町内会から校名変更についての意見を聞いたうえで、先月の市教育委員会定例会において「(仮称)川崎市立幸高等学校」に決定した。
本日から開かれる第2回市議会定例会で「川崎市立学校の設置に関する条例」の改正について議案審査され、議決後に新校名として正式に決まる。
校名について市教育委員会は、学校の所在地である幸区を由来とし、生徒と卒業生が幸せで楽しい生活を送れるように願いをこめ、シンプルで分かりやすい「幸」にしたという。
学科改編では、全日制に普通科が2クラス新設され、現在あるビジネス教養課(6クラス)が4クラスになる。定時制の商業科学科は廃止され、川崎総合科学高等学校(小向仲野町)定時制に移行、1クラスが新たに開設される。総合科学高校定時制は、現行のクリエイト工学科と商業科の2学科になる。
学科改編は、市教育委員会の市立高等学校改革推進計画に基づいて行われる。市立川崎高等学校(川崎区)の中高一貫教育校(併設型)への転換により、「市南部地域では高校進学時に選択できる普通科が減少していること」や「中学生の普通科志向が高まっていること」などから普通科の設置が検討されていた。
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