幸警察署(伊藤守署長)は先月22日、振り込め詐欺被害を未然に防止したコンビニエンスストア店員の外崎(とのざき)由美さんと、川崎信用金庫御幸支店(佐藤宏支店長)に感謝状を贈呈した。
外崎さんは先月12日、ファミリーマート小向西町1丁目店を訪れた70代の男性が、携帯電話で通話しながら店内の電子端末を操作していたことを不審に思って男性に声を掛けた。男性の代わりに電話に出たところ、電話口の人物が用途などを聞いても「男性に電話を代わってほしい」としか答えなかったことから110番通報。電子マネーを大量購入するように指示されていたことが分かった。
外崎さんは「以前も同様の出来事に遭遇したことがある。操作方法が分からず困っている人は、注意深く見ていきたい」と話す。
川崎信用金庫尻手出張所の巡回に訪れた川信御幸支店の吉越大剛(ひろたか)さんは14日、ATMを操作する70代の女性が携帯電話で通話していたことを不審に思い、声掛けをした。吉越さんが電話を代ると通話が切れ、女性に対して警察に相談するよう促した。また15日にも同所のATMを操作する70代女性が携帯電話で通話していたため同様に声掛けした。同店職員をかたる人物の電話に吉越さんが代わると通話が切れ、巡回に訪れた同署署員が対応した。
吉越さんは「2日連続で振り込め詐欺に遭遇するとは思わなかった。ATMで通話する人には積極的に声掛けしていきたい」と話す。
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