ミューザ川崎シンフォニーホールはこのほど、平成28年度の地域創造大賞(総務大臣賞)を受賞した。県内では4施設目、川崎市の施設では初めての受賞となった。
同賞は、一般財団法人地域創造が、地域における創造的で文化的な表現活動のための環境作りに特に功績のあった公立文化施設を顕彰し、全国に広く紹介するもので、公共文化施設のさらなる活性化を図ることなどを目的としている。
財団設立10周年を機に平成16年度から実施しており、神奈川県では横浜能楽堂(17年度)、神奈川県立音楽堂(25年度)、横浜美術館(27年度)の3施設が受賞している。
ミューザ川崎シンフォニーホールの受賞について、同ホールでは、2004年の開館以来「音楽のまち・かわさき」のシンボルとして地域の魅力を向上させる良質な音楽を提供していることや地域交流・人材育成・音楽教育などを目的とした多彩な主催事業を実施していること、夏の一大イベントとして定着し多くの観客を集めるフェスタサマーミューザKAWASAKIの開催など多岐にわたる活動が評価されたことを理由として挙げている。
同ホール事業部長の山崎信喜さんは「クラシック音楽に最適な音響特性を備えたホールとして、世界最高峰の音楽芸術を市民に提供すると同時に、市民や地域と連携した企画を充実させることによって、魅力あるまちづくりの一端を担ってきたと考えています。今回の受賞は大変名誉なことであり、感謝の気持ちでいっぱいです」とコメントしている。
今年度は同ホールのほか、豊島区立舞台芸術交流センター(東京都)、愛知芸術文化センター(愛知県)など計8施設が受賞。今月20日(金)にグランドアーク半蔵門で表彰式が行われる。
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