神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
幸区版 公開:2014年6月6日 エリアトップへ

川崎葵LC 蛍で命の大切さ訴える 1年かけて2400匹成育

公開:2014年6月6日

  • LINE
  • hatena
ホタルを育て観賞会の準備を進める大野会長
ホタルを育て観賞会の準備を進める大野会長

 川崎葵ライオンズクラブ(LC・大野勝彦会長)は、都市化が進む区内では、見ることができなくなったホタルを通じて、命の大切さなどを訴える観賞会の準備を進めている。1年かけて約2400匹のホタルを育てた大野会長は「大人から子どもまで楽しめる内容にしたい」と意気込みを見せる。

 川崎葵LCは1972年に創設。これまで薬物乱用防止セミナーや盲導犬育成の募金など様々な奉仕活動を市内各地で行っている。

 ホタル観賞会は、その活動の一環。きっかけは、昨年6月に同クラブの兄弟クラブである埼玉県の川越葵LCの「ホタル観賞会」を視察したこと。ホタルの生態の話しなどに耳を傾け、光に感動する子どもたちの姿を目にし「川崎でも蛍を通じて子どもたちに命の大切さや環境問題を感じてほしい」と企画した。

 蛍は川越葵LCから約2400匹の幼虫の提供を受け、大野会長の自宅で1年かけて育ててきた。「環境が変わると生育がうまくいかないと聞いていたので、時間を見つけては土や水を川越まで取りに行っていた」と大野会長。そのかいもあって幼虫のほとんどが成虫に成長。今月に入ると黄緑色の光の点滅が見え始めているという。

6月28日に寿福寺で観賞会

 観賞会は、6月28日(土)に加瀬山のふもとにある寿福寺(北加瀬1の12の20)で行う。境内に2・4×3・5mの特設テントを設置。中に竹などを置いて自然に近い状態を作り、その中にホタルを放して訪れた人に中を歩いてもらうという。大野会長は「昔は幸区でもホタルを目にする機会があったが今の子どもたちは見たことがない子が多い。短い命を精一杯に生きるホタルの姿をみて命の大切さを感じてもらえれば嬉しい」と話している。

 午後7時45分から9時まで。入場無料で小雨決行(荒天時は中止)。観賞会終了後には、生態系や飼育方法などの話しを行い、適正にホタルを飼育できる人に限りテント内のホタルを持ち帰ることができる。また、当日先着30人にはホタル約10匹が入った虫かごをプレゼント。

 詳細は同クラブ(【電話】044・422・8490)へ。

幸区版のトップニュース最新6

南武線が90周年

JR東日本

南武線が90周年 社会

川崎〜登戸駅間で記念企画

2月24日号

リノベで空き家・創業者支援

川崎市

リノベで空き家・創業者支援 社会

スクールや検討会など開催

2月24日号

先見性高い継続事業充実を

幸区17年度事業

先見性高い継続事業充実を 社会

「他区の手本となるよう尽力」

2月17日号

福田市長らに請願書提出

ミニたまゆり子ども議会

福田市長らに請願書提出 社会

児童目線の町づくり議案

2月17日号

条例制定求めアピール

ヘイト対策

条例制定求めアピール 社会

斎藤文夫さんらが登壇

2月10日号

子育て支援に重点

川崎市2017年度当初予算案

子育て支援に重点 政治

過去最大規模7,088億円を計上

2月10日号

あっとほーむデスク

  • 9月18日0:00更新

  • 7月11日0:00更新

幸区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2017年2月24日号

お問い合わせ

外部リンク