古川町在住の酒井春姫さん(下平間小学校3年)が5月24日、寒川総合体育館で行われた神奈川県春季少年少女空手道選手権大会で優勝し、3年連続の全国大会出場を決めた。出場したのは、形個人戦小学3年生女子の部。8月の全国大会では、初優勝を目指す。
同大会は空手に励む小中学生が、形と組手それぞれの部門で県内一を競う。春と秋に開催されており、全国大会出場の予選も兼ねている。
酒井さんは1年生の時から出場し、上位二人が出場できる形の部県代表として3年連続での全国出場を決めた。「今年は優勝で出場が決まって良かった。練習がつらい分、試合に勝つと嬉しい」と喜びを表す。
日本一を争う全日本少年少女空手道選手権大会は8月9日に東京武道館で開かれる。初出場の時はベスト32、昨年は5位に終わった。
酒井さんは「(ライバルの)万優(まひろ)ちゃんに勝ちたい」と話す。同学年の高野万優さん(新潟県代表)は、2年連続で優勝している最大のライバル。高野さんは同学年の相手には1回しか負けたことがなく、その時の相手が酒井さん。それから意識するようになった二人はライバルでありながら、お互い手紙でエールを送るなど交流を続けている。負けず嫌いで2位だと泣いてしまうという酒井さんは「全日本大会では金メダルを取りたい」と意気込む。
4歳から空手を始めた酒井さんは、泊親会川崎(佐々木公一代表)に所属。1年生の時に泊親会初段を取得した。酒井さんは空手だけでなく、剣道や水泳も習っており、間合いやバランス感覚などが空手にも役立っているという。
習い事は母の瑞穂さんが送り迎えをしており、「お母さんや指導してくれる方には感謝しています。もっと優しくしてほしいけど」と微笑む。酒井さんは川崎市大会を4連覇、泊親会全国大会2連覇など多くの実績を残している。
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