|
地元の商店街が、“150円ショップ”に−。横浜市18区の商店街からなる(社)横浜市商店街総連合会(岡野誠一会長)が、横浜開港150周年にちなみ、6月から来年2月まで隔月で市内商店街を会場に『横浜開港150円商店街』を開催する。郊外型の量販店が乱立し、商店街が衰退する中、横浜開港150周年を盛り上げるとともに、活気を取り戻そうと全市で試みる。
『横浜開港150円商店街』は、参加商店街の各店舗が150円の商品や、150にちなんだサービスなどを店頭で販売・提供するというもの。商店街全体が“150円ショップ”となる企画だ。
企画は昨秋、市商連の企画委員会で「開港150周年で何かできないか」とアイデアを出し合ったのがきっかけ。山形県新庄市で4年間続いており、毎回好評を博しているという『新庄100円商店街』を参考に立案した。“横浜版”では、商品を買いポイントを集めることで、毎回抽選で賞品が当たる150円商店街ポイントカードも配布する。
都市では初めて
イベントに参加を表明しているのは、3月16日現在、市商連加盟329商店街(会)のうち88商店街(会)。第1回開催まで、さらに参加を呼びかけるという。6日には、参加商店街の関係者らを対象に説明会が開かれ、124人が参加。市商連事務局によるイベント説明や、新庄市で100円商店街を立ち上げたNPO法人ANPの齋藤一成さんの講演が行われた。
齋藤さんは講演の中で、新庄市を始め全国20カ所で同様のイベントが開催されていることに触れ、「横浜ほどの大都市では初めてとなる。市商連などのバックアップがあるのは全国でも珍しい。あらゆるアイデアを出し合って、楽しんでやってほしい」と話した。
区内は3団体
区内からは鶴ヶ峰商店街協同組合(井上太喜雄理事長)、白根ショッピングセンター商店会(堀田義昭会長)、ショッピングタウンわかば(磯本陽太郎会長)が参加を表明している。白根ショッピングセンターでは6月から2月の間、毎月第2土曜日に開かれている「白根朝市」で、150円や15%引きの商品などを販売する予定。同商店会は「個店がどのように工夫していくか、いいきっかけになるはず」と話している。旭区商店会連合会の関水英敬会長も、「この企画をきっかけに商店街に足を運んでもらい、お店を回遊してもらえれば」と期待を寄せている。
市も商店街と連携して150周年を盛り立てようと、2009年度予算に同企画の広報費などとして200万円を計上した。また市は、先ごろ支給の始まった定額給付金の給付時期を5月ごろと見込んでおり、各世帯に送付する申請書に150円商店街の案内を同封することも決めている。
岡野会長は、「定額給付金はぜひ地元で使ってもらいたい。そのための楽しい仕掛けを150円商店街の中で作っていく」と意気込みを話した。イベントの開催日は、6月13日、8月8日、10月10日、12月12日、2010年2月13日のいずれも第2土曜日。問合せは、市商連事務局(電話045・662・0874)へ。
|