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2009年7月2日号
人物風土記 金沢区版一覧へ戻る
恐怖心克服し壁をジャンプ
7月23日から開催される
BMX世界選手権に出場を決めた
三輪 和弘さん
西柴在住 39歳

 ○…結婚するとき妻に出した条件は「決して『自転車をやめて』と言わない」こと。休日のほとんどを自転車に費やし、今年5月、岡山で行われたBMX(バイシクルモトクロス)全日本選手権の30歳以上クラスで1位に。7月23日からオーストラリアのアデレードで開催される世界選手権チャレンジクラス出場の切符を手に入れた。

 ○…BMXは、全長300mのコースをジャンプなどの障害を越えながら競技用自転車で走りぬくレースだ。2008年北京オリンピックで正式競技に認められ、日本でも認知度は高まっている。「ゆっくり走れば怖くないし、男女問わず子どもから大人まで楽しめます。家族ぐるみでレースに来る人も多いですね」。一途にBMXの魅力を語る姿は、少しでも多くの人にBMXを広めたいという思いにあふれている。

 ○…もともとダウンヒルバイクという競技をやっており、同じ自転車競技ということで興味をもったのが、わずか4年前。「やればやるほど上達する」ことに快感を覚え、以来、虜となった。目下の課題はレースの8割を決めるといわれるスタート。「以前スタートで失敗しケガしたことがあって。その恐怖心からか、前傾の姿勢が悪く、思い切りのいいスタートができない」と自己反省する。だが、そんな目の前の壁さえ楽しめるメンタリティが強さの源にも。「“びびっている自分”に打ち勝って成長していくことが楽しいんです」と真っ直ぐに前を見据える。

 ○…県内に練習できる場所が少ないことから、山梨県のとある場所に目をつけ、自らスコップを持ち、ジャンプ台などを作った。「自分が乗りたくて作った場所だけど、口コミで広がって今では色んな人が来てくれるようになった」と顔をほころばせる。今後は、さらにBMXを広めるためにも、子どもたちが放課後に練習できる場所を金沢区にも作りたいという。

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