 |
同院外観。敷地面積は
約2万7500平方メートル |
済生会横浜市東部病院(下末吉3-6-1・川城丈夫院長)が3月30日、開院する。同院は、地域中核病院として市内で5番目に認定。救命救急医療や、がん・心疾患・脳血管疾患といった高度医療の提供、また、地域医療連携を担う存在として期待されている。
同院は、平成14年に市と神奈川県済生会との間で締結された『東部地域中核病院の整備に関する基本協定』に基づき、整備が進められてきた。平成16年の着工から約2年間の工期を経て昨年12月に建物が完成。病床数554床と、東部地域では最大規模の病院となる。
特徴は、(1)救命救急センターを中心とした救急医療、(2)がん・心疾患・脳血管疾患などに対する専門的医療、(3)24時間365日の小児救急医療、(4)精神科救急医療・精神科合併症医療への取り組み、(5)災害医療拠点病院としての取り組み、(6)コンシェルジュサービス、(7)地域の医療従事者などを対象とした卒後・生涯教育への取り組み、(8)地域の病院・診療所・介護・福祉などとの地域医療連携への取り組み、(9)重症心身障害児(者)施設の併設や重度重複障害者の医療・介護などの支援。地域の中核病院として高度な医療を提供するとともに、地域の医療施設や住民との連携を図ることを目指す。3月10日には、地域住民を対象とした内覧会も行われ、多くの人が同院を訪れた。
開院時には一般病棟の一部、救命救急センター、こどもセンター、レディースセンターなど230床が開床。また、6月にこころのケアセンターなどを開床し、8月には精神科救急への対応を開始する。平成20年度には全床が開床される予定だ。また、同院の特性上、外来を初診で受診する場合は、他の医療機関の紹介状が原則必要になる。
同院・川城代院長は「高度医療やサービスなど、一歩先の医療を提供して地域に貢献していきたい」と話している。
同院へはJR鶴見駅東口3番乗り場から13系統・42系統バスで約10分。4月6日(金)までの外来診療は、全科午前のみとなる。
地域中核病院の整備
地域中核病院の整備は、市郊外部の人口増加や高度医療機能不足に対応するため、昭和50年代から進められてきた。地域中核病院とは、民間による建設・運営を基本に、効果的・効率的に高度な医療を提供する体制を図ろうとするもの。医療機能が比較的充実している中央部地域を除き、これまで南部病院(港南区)、西部病院(旭区)、横浜労災病院(港北区)、北部病院(都筑区)が開院してきた。また、東部病院の整備が進められていた今年1月には、国立病院機構横浜医療センター(戸塚区)が南西部病院として位置づけられた。
|