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2007年1月26日号
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春日台病院 3月閉鎖へ
愛川町内の入院施設・救急車受け入れ先ゼロに
 
地域医療の拠点である春日台病院

 愛川町の春日台病院(医療法人社団陽厚会・佐藤寛院長)は1月15日、「3月20日で病院と診療所などの併設施設すべてを閉鎖する」と愛川町に報告した。町によると、病院側は派遣医師の確保が困難なこと、医療報酬改定により減収が続いていたことを主な閉鎖の理由に挙げているという。

 同病院は、一次救急(休日診療)、二次救急(救急車を受け入れる当番)、救急指定、介護保険による訪問看護・往診診療・介護施設の後方支援、重病心身障害児の一次療養など、公共性の高い役割を果たしてきた。閉鎖すると入院施設と救急患者の搬入先が町内になくなるため、町では対応に追われている。

 同病院の休日診療は1月21日に終了し、以降の当番日は石井医院(愛川町半原)に変更。また、救急診療の木曜日当番が東名厚木病院(厚木市船子)になった。

“病院閉鎖”に揺れる町


 春日台病院が職員に閉鎖を通知したのは1月12日。春日台在住の中山民子町議会議員によると「それまで閉鎖の予兆はなく、情報も入っていなかった」という。

 15日午後に病院から正式な報告を受けた町では、17日に閉鎖に伴う日曜・祝日診療と救急体制の変更を回覧板とホームページで町民に周知。19日には、町民・医師などで構成される地域医療対策懇話会に説明した。 そこでの意見も交えて、22日には町議会議員全員協議会で病院側から受けた内容と町の対応などを話した。町によると議員らからは「閉鎖しない方法はないか」「将来的に他病院の誘致はできないのか」という要望が出されたという。

 閉鎖の話題は19日以降、新聞各紙に取り上げられた。それ以降、町には町民から「救急車が5分で着く場所がなくなってしまう」「かかりつけ医がいなくなり困る」「転院先が遠くなると時間も交通費もかかる」など不安の声が多く寄せられているという。また、「職員の転職先はみつかるのか」「内陸工業団地の産業医がいなくなるのか」「地元商業に影響があるかもしれない」という声も上がっている。

 担当の町健康づくり課では「まさに晴天のへきれき。病院機能を存続する方法はないのか、現在、情報収集に走り回っている」としている。山田登美夫町長は「地域に密着した病院だけに、住民のみなさんは不安だと思う。3月20日に閉まってから空白期間ができないように、厚木保健福祉事務所や厚木医師会の指導を受けながら、町としてできることを調整していきたい」と話している。

 春日台病院は内陸工業団地と春日台住宅団地の造成に伴い昭和44年開院。昭和48年に現在地へ移った。ベッド数90床。内科、外科、小児科など7診療科と訪問看護・介護ステーション、往診専門ステーションなどを持っている。外来通院患者数は1日平均200名。

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