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水田や竹林に囲まれた静かな里山風景に、美しい蓮の花々が彩りを添える―。中井町松本地区。地域住民がボランティアで整備・栽培している蓮池で、6月下旬から花が咲き始めた。8月中旬ごろまでピンクや赤、白の鮮やかな花が咲き誇る。
蓮池を作り出したのは住民有志による「中井蓮池の里の会」。今から6年ほど前、代表の小嶋辰雄さんが鉢で育てていた蓮を自宅前の田んぼに移したのが始まりだ。水田の持ち主である隣家の山口一男さんが栽培場所を貸してくれた。
環境が良くなったせいか、蓮はぐんぐん成長。やがて蓮池へと大きく広がり、数年前から開花時期になると、町内にある老人介護施設の送迎車が毎朝、蓮池の前で停車するようになったという。お年寄りが蓮を観賞して喜んでくれるのを知った小嶋さんは「もっと蓮を増やそう」と奮起。隣の水田の所有者も「こっちの田んぼにも(蓮池を)広げたら」と、蓮池づくりに協力し、休耕田を提供した。
おかげで今年は約400坪の広さに。道路から花を眺めるだけでなく間近で楽しんでもらえるようにと、小嶋さんは2月に池の周りに遊歩道を造成した。「きれいなものや楽しみはみんなで分かち合ったほうがいい。これからも蓮池の環境を整備して、大勢の人に見て喜んでもらえたら嬉しいです」と話していた。
蓮の花は早朝に開いて、昼過ぎにしぼむのが特徴。見学するなら午前中がおすすめ。見頃は7月上旬あたりからの模様。
※行き方/二宮方面からは県道秦野二宮線「電話局前」信号を左折。トンネルをくぐって「才戸」信号を左へ。もう一つトンネルを過ぎて道なりに中井町役場の方へ進むとバス折り返し場がある。そのすぐそば、左右ふたてに分かれる中村川沿いの道を右に行く。富士見橋のところで右(細い道)へ曲がり、すぐ左折。360メートル位進んだ先、泰翁寺の向かい側の水田に蓮池がある。
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