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2006年10月6日号
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親子で川崎の文化に貢献
川崎市文化賞に区内在住の藤田朝也さん
 
受賞の喜びを語る藤田朝也さん

 市民手作りの「しんゆり映画祭」が今年も新百合ヶ丘駅周辺で賑わいをみせている。その映画祭にも寄与し、また「かわさきヤングミュージカル」など青少年の舞台芸術の発展に貢献したとして、区内細山在住の藤田朝也さん(72)がこのほど川崎市文化賞を受けた。父親である藤田親昌さんも昭和50年に同じ賞を受賞しており、この地域から親子2代の受賞となった。

 川崎市文化賞は、昭和47年以来、毎年、市の文化・芸術・地域社会・市民福祉やスポーツ等の各分野で功績が顕著な個人や団体に対して市が贈るもので、社会功労賞やスポーツ特別賞、アゼリア輝賞を含め今年は6人が受賞した。藤田朝也さんの受賞理由は、劇作家・演出家として国内外で高い評価を受けている点は勿論、昭和音楽大学短期大学部の教授として若い人材を育成し、また、今年6回目となる「かわさきヤングミュージカル」の立ち上げにも携わるなど、川崎市の青少年舞台芸術活動を支援している点も大きい。

 今回の藤田さんの受賞はジャーナリストである父親の藤田親昌さんも地域の文化振興に貢献したとして、昭和50年に同じ賞を受賞しており、親子2代で川崎市の文化に貢献してきたことになる。藤田さんは「この地に住んで40年。地域活動を望んでいた父が私の受賞を一番喜んでいるんじゃないかな。今後も川崎で活動を広げていきたい」と喜びを語る。

 藤田さんは、早稲田大学在学中に劇作家としてデビューし、昭和50年「さんしょう太夫」で斎田喬戯曲賞を受賞、平成4年には「しのだづま考」で文化庁芸術祭賞を受賞している。「演劇の醍醐味は舞台上の生の人間の触れ合い。だから子ども達にもその良さを知ってほしい」と活動の魅力を話している。

 また、しんゆり映画祭や日本映画学校、昭和音楽大学など、芸術の街づくりを担う関係者らで今年8月に設立された「NPO法人KAWASAKIアーツ」の理事長を務める。「大学や映画学校を始め地域の力を結集して芸術の街づくりを今こそ具体化する時期。皆で連携して進めていきたい」と話し、来年秋のアートセンターの開館にも期待を寄せている。

 なお、区内では昭和音楽大学在学の後藤正孝さん(21)が、数々の国際ピアノコンクールで上位入賞など顕著な業績をあげたとして今年度の川崎市アゼリア輝賞を受賞している。

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