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平成23年5月に復興50周年を迎える |
横須賀市は平成21年度からの3ヵ年計画で、稲岡町の三笠公園内にある「記念艦三笠」を活用した集客促進事業に乗り出す。司馬遼太郎氏の長編歴史小説「坂の上の雲」が今年11月からドラマ放送されるのを好機と捉え、作品中に登場する三笠を観光資源として市内外へ発信を強める。3月中にも、市、(財)三笠保存会、京浜急行電鉄(株)、横須賀商工会議の4者で「みかさルネッサンス事業実行委員会」を組織し、事業を具体化させる。
「坂の上の雲」は、昭和43年から47年にかけて執筆され、人気を得た司馬氏の代表作。秋山好古・真之の兄弟と正岡子規の3人を主人公に、明治という時代に立ち向かった青春群像を描いている。物語の後半にかけて、日露戦争における日本海海戦の場面で戦艦三笠が登場する。
今回のNHKドラマで、記念艦三笠が撮影の舞台となっていることもあり、ゆかりの地である横須賀に注目が集まることが期待されている。さらに、平成23年5月には記念艦が復興50周年を迎える。市はこの2つを集客のテコとして戦略的に活用する方針だ。
事業主体となる「みかさルネッサンス事業実行委員会」では、主人公である子規、真之の遺物などを展示する企画展を計画。市内の事業者とも協力して、ドラマの登場人物に関連するグッズや土産物、食べ物などを商品開発していく方向。
旅行会社には、ドラマに関連したバスツアーの企画立案などを働きかけていくほか、主人公の出身地である愛媛県松山市とも連携し、市民の相互送客、イベントの相互参加で人的交流を図ることも視野に入れている。
PR面では来年度以降、車体まるごとを広告とした列車「東郷号」「三笠号」を京急とのタイアップで走らせ、首都圏をターゲットに広域的なプロモーションも展開していく。
記念艦三笠を管理する(財)三笠保存会では、「NHKがドラマの放送を発表した昨年夏以降、徐々に見学者は増えている。通年で12万人の数字だが、今秋に向けて大きく飛躍しそう」と大きな期待を寄せている。
市は来年度、「みかさルネッサンス事業」として、会期中の3月議会に2千万円を予算計上。市経済部観光課では、「テレビ放送は横須賀の名を全国に売り出すまたとないチャンス。戦略的に取り組んで集客につなげたい」と話している。
【NHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」】09年秋・10年秋・11年秋の3ヵ年で全13回の放送。初回は11月29日(日)。秋山真之役に本木雅弘さん、秋山好古役に阿部寛さん、正岡子規役を香川照之さんらが務める。 |